毎年のようにエロゲ衰退論ですが実際の所、どうなんかな？と思ったので記事にしました。
自分の考えとしては「エロゲバブルが終わって市場が小さくなってるだけ。 必要なくなればそのまま消えるのは、至って普通の事」だと思っています。
エロゲ衰退って聞くけど、実際どうなんだろうね？
エロゲという枠組でなく、前からADVという枠組で眺めているのですが、逆にここ最近、あれほど「衰退」「衰退」と騒がれたわりに、DLサイトコムを見ていると、結構ADVも持ち直している感じもするのですよね。
— SCA自（すかぢ） (@SCA_DI) 2019年5月25日
Twitterを見てたらケロQ/枕のSCA自（すかぢ）（@SCA_DI）さんが毎年のように「衰退！衰退！」言われてるエロゲ問題についてTweetしてました。
違法コピーは、一要素であって問題はそれじゃない
今だと言えてしまうのですが、一昔前は「エロゲが衰退しているのは違法コピーのせいだ」というのが社長さん達の共通認識になってて、その中でボクなんかが「一要素としてあるかもしれないけど根本問題はそれではないと思う」とか言うとめちゃちゃつまはじきにされたのですよ。
— SCA自（すかぢ） (@SCA_DI) 2019年5月25日
「全て違法コピー（割れ）が全ての元凶！ 違法コピーを無くせば状況が良くなる！」と言う意見は、数年前にやたら言われていた違法コピーが全ての元凶 説。
割れ対策をすれば売り上げが伸びる（戻る）と思っていた人たちが多かったみたいです。
ただ実際は、アクティベーション（コピーガード）に予算をかけてガッチリ守っても数日以内で突破されましたし、何より逆にアクティベーション付けて売り上げが下がったメーカーが多く売上を上げるためにやったのに売り上げが下がる結果で終わりました。
今思うと、正規ユーザーの事を考えず不正ユーザーの事を考えた結果、正規ユーザーの負担になっただけでしたね。
低価格路線は、粗悪乱造や分割売りがユーザーの負担になるのでは？
特に低価格路線のエロゲは、フルプラを分割したり、さらに名前を変えて売り直したりで、ユーザーであったボク自身かなり「ダマされた！」とかなったりしました。
— SCA自（すかぢ） (@SCA_DI) 2019年5月25日
ロープライスだと騙し打ち分割売りみたいな作品だったり、絵を変えただけで内容が過去作と同じ様な作品ってモノが多々ありました。
これに関しては、実際に経験した事がある人なら分かってくれるんじゃないかな？っと…
有名エロゲメーカーが衰退だけ、新しいメーカーは、大盛況
最近思うのだけど、「エロゲが衰退した」ではなくて「エロゲ有名メーカーが衰退した」だけの話でしかない様な気もしますけどな。
ボクがイベント見ているかぎりは、新しいメーカーさんは大盛況だよ。— SCA自（すかぢ） (@SCA_DI) 2019年5月25日
「衰退！ 衰退！」言われてますがエロゲ関係のイベントに行くと結構人が多いんですよね。
たまにイベント参加すると人が多くて「衰退って言われてるけど結構人いるじゃん…」と毎回思ってます。
自分は、業界人じゃないので内側の事は分かりませんがSCA自（すかぢ）さんのTweetを読む感じだと単純に有名メーカーの元気がなくなっただけの様な気もしてきました。
個人的に今後のエロゲ業界に思うこと
衰退やら売り上げ減少やら言われてる問題は、ユーザー側が何言っても仕方ありませんし、これは内側（業界で働いている人）が何とかする問題だと思っています。
私としては「ユーザー側は、不正利用（割れ）でエロゲをプレイしなければ別に問題ないんじゃねーの？」くらいしか思ってません。
無理してユーザー数を増やしても先細りして潰れる未来しか見えませんし…
基本的に必要とされなければ消えるのは、世の常だと思っているのでネガティブな発言ばかり出てきますが自分としては、まだ活路と言うか「色々と整理して環境整えればワンチャンあるのでは？」と思っています。
ユーザー側がDL版に移行してる今がチャンスでは？
最初は、否定的だったダウンロード販売（以下、DL版）ですが最近だとDL版を購入する層が増えてきています。
これは、ゲームだけじゃなくて音楽の方にも当てはまる事で今後も恐らく伸びていくと思うのでパッケージ版に拘らずDL版の販売も積極的にしていった方がいいのかも知れませんね。
Steamでの海外展開
海外展開も視野に入れるのが今後スタンダードになるのかな？と思っています。
海外展開となると日本語だけじゃなくて英語に対応しないといけなくなるので翻訳するのに開発費がかさむのが問題になります。
売り上げの目処が立たない＆開発費の問題でフルプライスよりロープライスでシリーズモノで海外展開してく方がいいかも知れませんね。
同人PCギャルゲー『ネコぱら』が170万本の大ヒット！ 売上の9割が海外、ヒット理由は猫だから？【インタビュー:イラストさより氏＆シナリオ雪仁氏】
Steamでの販売だとNEKO WORKsの「ネコぱら」がSteamかなりの売り上げを出して話題になった時のインタビューで売り上げの9割が海外、中国での売り上げが非常に高かったみたいなので翻訳する際は、英語と中国語は、必須になりそうかな？
あと最近（2019年）だとの～すとらいくの「女装神社」も話題になりましたね。
こっちは、売り上げ云々より内容の方で衝撃を与えてたみたいですが…
作品の内容的に海外と日本では、文化の違いもあって設定とかの成約が強くなりそうな部分が心配の種ですね。
スマホ対応、ストリーミングでプレイできる状況で結構変わると思う
クラウドファンディングで1億集めたエロゲ「MUSICA!（まだ開発中）」のOVERDRIVE社長Bambooさんのニコ生とかで「インストール作業が面倒な人がいる」と話していました。
聞いたときは、戸惑いましたが「今じゃスマホゲーが主流で即プレイ可能だから」と聞いてインストール作業が面倒ってのは、納得。
そう考えるとストリーミングでプレイできればインストール作業も無くなるし、スマホでもプレイ出来る様にすれば気軽に遊べる環境が作れるんじゃねーかな？と…
